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ダイビングバディの探し方7選|一人で潜りたくない人のための仲間づくりガイド

ダイビングバディの探し方は、大きく分けて「ショップ経由」「講習の同期」「サークル・コミュニティ」「SNS」「バディマッチングアプリ」「リゾート・クルーズでの出会い」の7つです。一人でダイビングを始めた人でも、まずは通っているショップのツアーで顔なじみを増やすことから始めれば、無理なく仲間ができます。この記事では7つの探し方と、相性の見極め方、安全に出会うための注意点を順番に解説します。

この記事でわかること

  • ダイビングにバディが必要な理由(安全・楽しさ・費用)
  • 一人で始めた人がダイビング仲間を作りにくい理由
  • ダイビングバディの探し方7選と、それぞれの向き不向き
  • 良いバディの条件と、初対面で確認すべきこと・安全上の注意

なぜダイビングにバディが必要なのか

ダイビングは「バディシステム」を前提にしたスポーツです。ライセンス講習でも必ず「2人1組で潜る」と習ったはずですが、バディの価値は安全面だけではありません。

安全面:水中で頼れるのはバディだけ

水中では声が出せず、トラブルが起きたときに助けを求められるのは近くにいるバディだけです。エア切れ時の予備空気源(オクトパス)の提供、レギュレーターの脱落、フィンやマスクのトラブル、体調不良のサインに気づくなど、バディがいるだけで対処できる範囲が大きく広がります。潜る前に行うバディチェック(BWRAFの手順)も、相手がいて初めて成り立ちます。

楽しさ:見た生き物を分かち合える

ウミガメに出会った瞬間、マンタが頭上を通り過ぎた瞬間を「ねえ見た?」と言い合える相手がいるかどうかで、ダイビングの満足度は大きく変わります。ログ付けの時間に写真を見せ合ったり、次はどこへ行こうと相談したりするのも、仲間がいるからこその楽しみです。

費用面:割り勘で遠征のハードルが下がる

レンタカーやガソリン代、宿泊費は人数で割ると一人あたりの負担が減ります。伊豆への日帰りなら、車1台に3〜4人乗れば交通費は一人3,000円前後に収まることも珍しくありません。ショップによっては「2名以上から催行」のツアーもあり、バディがいれば選べる行き先自体が増えます。

「一人で始めた人」がダイビング仲間を作りにくい理由

ダイビングを一人で始めた人は意外と多く、ショップの講習でも「友達に誘われて」より「自分で申し込んだ」という人が半分以上を占めることもあります。それでも仲間づくりで苦労するのには、いくつかの構造的な理由があります。

  • ツアーのメンバーが毎回変わる:ショップのファンダイブは日程ごとに参加者がばらばらなので、同じ人と繰り返し会う機会が少ない。
  • 連絡先を聞くタイミングがない:ログ付けが終わると解散、という流れが多く、「また一緒に潜りましょう」の一言を切り出しにくい。
  • 経験本数や住んでいる場所が合わない:たまたま仲良くなっても、相手が100本超のベテランで行きたい海が違ったり、遠方に住んでいたりする。
  • ブランクが空くと余計に誘いにくくなる:数か月潜らないうちに、誘う側も誘われる側も気を使ってしまう。

つまり「出会いがない」というより、「出会いはあるのに関係が続く仕組みがない」ことが原因です。次の章では、この仕組みを自分で作るための7つの方法を紹介します。

ダイビングバディの探し方7選

それぞれ向き不向きがあるので、自分の性格や潜るペースに合わせて2〜3個を組み合わせるのがおすすめです。

1. ショップのツアーで顔なじみになる

最も確実で、安全性も高い方法です。同じショップのツアーに月1回でも通えば、3〜4回目には常連のメンバーと顔を合わせるようになります。コツは「同じ曜日・同じ行き先」を選ぶこと。土曜の伊豆ツアーに固定して参加すると、同じ生活リズムの人と会いやすくなります。ログ付けのときに「次はいつ行きますか?」と聞くだけで、自然と次回の約束につながります。

2. ライセンス講習の同期

オープンウォーターやアドバンスの講習で一緒だった人は、経験本数がほぼ同じで、同じインストラクターに習った「共通言語」を持つ貴重な存在です。講習中にLINEグループを作っておくと、講習後の初ファンダイブを一緒に申し込めます。すでに講習が終わっている人も、アドバンスや各種スペシャルティのコースを受けるタイミングで、新しい同期ができます。

3. ショップのイベント・サークル

多くのショップは、ダイビングツアー以外に忘年会、水中写真の講評会、プールでのスキル練習会、ビーチクリーンなどのイベントを開いています。陸上のイベントは水中よりも会話がしやすく、「次のツアー一緒に行きませんか」と誘いやすい場です。ショップ公式のサークル制度(会員限定のグループチャットなど)があれば、まずそこに入っておきましょう。

4. SNS(X/Instagram)のハッシュタグ

「#ダイビング好きな人と繋がりたい」「#ダイビング仲間募集」「#伊豆ダイビング」のようなハッシュタグで検索すると、同じエリアで潜っている人の投稿が見つかります。いきなりダイレクトメッセージを送るより、ログ写真にコメントを残すところから始めると自然です。ただし、SNSは相手の経験本数や本人確認が曖昧なので、実際に潜るときはショップのツアーに一緒に申し込む形にするのが安心です。

5. 地域のダイビングサークル・社会人サークル

大学のダイビング部OB会、地域の社会人サークル、会社の部活動など、ショップに属さないコミュニティも各地にあります。月に1回の飲み会と、年に数回の合宿のようなペースで活動しているところが多く、「サークル ダイビング 地域名」で探すと見つかります。年会費が数千円かかる場合もあるので、活動内容と費用は事前に確認しましょう。器材やタンクの手配はショップを通しているか、自己手配かも重要なチェックポイントです。

6. バディマッチングアプリ

近年は、ダイバー同士をつなぐ専用アプリも出てきました。たとえばうみトモのようなバディ探しアプリでは、経験本数や潜りたいエリアで相手を絞り込んだり、目的やペースの近さを相性スコアとして確認したりしながら、同じような条件のダイバーに声をかけることができます。「同じくらいの本数で、同じエリアに通っている人」を能動的に探せるのがアプリの利点です。ただし、アプリで知り合った相手とも、最初の1本はショップのツアーやガイド付きで潜るなど、後述する安全上の配慮は忘れないでください。

7. リゾートやクルーズで出会う

沖縄や海外リゾートのダイビングサービス、数日間船で暮らすダイブクルーズは、複数日を同じメンバーで過ごすため、一気に仲良くなりやすい環境です。とくにクルーズでは1日3〜4本を3日以上一緒に潜るので、帰る頃にはお互いのスキルもクセも把握できています。「関東に戻ったら伊豆で潜りましょう」と、帰ってからの約束につなげやすいのも特徴です。

方法出会いやすさ安全性向いている人
1. ショップのツアーじっくり関係を作りたい人
2. 講習の同期これから講習を受ける人
3. ショップのイベント陸上の方が話しやすい人
4. SNS低〜中写真投稿が好きな人
5. 地域サークル定期的な活動が好きな人
6. マッチングアプリ条件で効率よく探したい人
7. リゾート・クルーズまとまった休みが取れる人

良いバディの条件と相性の見極め方

「いい人」と「いいバディ」は別物です。人柄が良くても、潜り方が合わないと水中でストレスになります。次の4つの観点で相性を見極めましょう。

  • レベル(経験本数・スキル):経験本数が極端に違うと、片方が常に気を使う関係になりがちです。目安として、本数が2倍以内なら一緒に潜りやすいと感じる人が多いです。中性浮力やエア消費の差も、事前に共有しておくと安心です。
  • 目的:マクロ生物をじっくり撮りたい人と、大物を求めて泳ぎ回りたい人では、行きたい海も潜り方も違います。「何を見たくてダイビングをしているか」を最初に聞いてみましょう。
  • ペース:月2回潜りたい人と年2回で十分な人では、どちらかが不満を感じます。頻度の希望と、遠征にかけられる予算感が近い相手が長続きします。
  • 連絡のマメさ:ツアーの申し込みや集合時間の調整はやり取りが多いので、返事が数日返ってこない相手だと計画が立ちません。既読から返信までの速さが自分と近いかどうかは、意外と重要です。

すべて完璧に一致する必要はありませんが、「レベル」と「ペース」の2つが大きくずれていると、関係が続きにくい傾向があります。逆に、少し上手な相手と潜ると、自分のスキルが伸びやすいという面もあります。

初対面のバディと潜る前に確認すること

知り合ったばかりの相手と初めて潜る日は、水中に入る前の確認が特に大切です。以下は最低限のチェックリストです。

  1. ライセンスのランクと経験本数、最後に潜った日:ブランクが半年以上空いているなら、リフレッシュを兼ねてガイド付きで潜るのが無難です。
  2. 体調と持病、当日の睡眠:無理をしないという共通認識を持っておきます。
  3. 器材の確認:レンタルか自前か、予備空気源の位置、ウエイトの量。バディチェックの手順はBWRAF(バディチェック)を参考に、実際に触って確認します。
  4. 潜水計画:最大深度、潜水時間、残圧のルール(1/2・1/3などのガスルールから計算した折り返し残圧と、浮上開始残圧)、はぐれたときの対処(1分探して見つからなければ浮上)。
  5. ハンドシグナルのすり合わせ:残圧を伝えるサインや「浮上しよう」のサインは、ショップやインストラクターによって微妙に違うことがあります。

これらのやり取りは「疑っている」のではなく「お互いを守るための標準手順」だと考えてください。相手が確認を面倒がるようなら、その人との潜り方は見直したほうがよいかもしれません。初対面のバディとの立ち回りや声のかけ方は、初対面バディとの潜り方で詳しく解説しています。

安全に出会うための注意点

ネットやアプリで知り合う場合は、水中の安全だけでなく、陸上でのトラブルを避けるための配慮も必要です。

  • 個人情報を出しすぎない:自宅の住所、勤務先、フルネームは実際に会って信頼できるまで伝えなくて構いません。集合はショップや駅など公共の場所にしましょう。
  • いきなり2人きりの遠征は避ける:初対面で車に同乗して日帰り遠征、宿泊を伴う旅行というのは、安全面でもマナー面でもおすすめしません。最初はショップのツアーに一緒に申し込み、ガイドと他のゲストがいる環境で潜るのが基本です。
  • ガイドなしのセルフダイビングは、信頼関係ができてから:ガイドを付けずに潜るセルフダイビングは、認定ランクとサイトの条件を満たし、お互いのスキルを何本も一緒に潜って把握してから検討するものです。出会ったばかりの相手と最初からセルフで潜るのは避けてください。
  • 違和感があれば断る:金銭を求められる、しつこく連絡が来る、ダイビング以外の目的を感じる、といった場合は無理に付き合う必要はありません。
  • 保険と緊急連絡先:ダイビング保険に加入しているか、緊急連絡先を家族に伝えているかは、相手にかかわらず自分で整えておきましょう。

よくある質問

Q. ダイビングは一人でも楽しめますか?

A. はい、ショップのツアーに一人で申し込めば、当日ガイドや他のゲストとバディを組んで潜れるので、一人参加でも問題なく楽しめます。ただし「一人でツアーに参加する」ことと「バディなしで潜る」ことは別で、後者は認定の範囲外になるため避けてください。

Q. 経験本数が少ないうちからバディを探しても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。むしろ講習を終えた直後の方が、同じレベルの同期や初心者ツアーの参加者と出会いやすい時期です。経験本数が少ないことを正直に伝え、ガイド付きのツアーで一緒に潜る形から始めれば、相手にも負担をかけません。

Q. バディ募集をSNSやアプリでするとき、何を書けばいいですか?

A. 経験本数、持っているライセンスのランク、よく潜るエリア、希望する頻度、目的(写真・大物・のんびり等)の5点を書くと、条件の近い人から反応をもらいやすくなります。住所や勤務先などの個人情報は書かないようにしましょう。

まとめ

  • バディは安全のためだけでなく、楽しさや費用の面でもダイビングを続けやすくしてくれる存在です。
  • 一人で始めた人が仲間を作りにくいのは「関係が続く仕組みがない」から。同じショップ・同じ曜日に通う、講習の同期とグループを作るなど、繰り返し会える環境を意識して作りましょう。
  • 探し方はショップのツアー、講習の同期、イベント・サークル、SNS、地域サークル、マッチングアプリ、リゾート・クルーズの7つ。2〜3個を組み合わせるのが効果的です。
  • 相性はレベル・目的・ペース・連絡のマメさで見極め、初対面の相手とは潜る前の確認を省略しないこと。
  • ネットで知り合った相手とは、まずショップのツアーで一緒に潜り、2人きりの遠征やセルフダイビングは信頼関係ができてから。

ダイビング仲間は、一度できると海に行く回数も自然と増え、スキルも経験も伸びていきます。焦って相手を決める必要はありません。まずは次のツアーで、隣にいた人に「次はいつ行きますか?」と声をかけるところから始めてみてください。

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